PRESIDENT Onlineで掲載されました!

 
 
 6月15日から全国発売が開始された新刊『聞く力こそがリーダーの武器である』(フォレスト出版)が、PRESIDENT Onlineに取り上げられました。
 
 掲載された記事はこちらからご覧になれます。
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 今回は、そもそもPRESIDENT Onlineとは何なのか?についても少し触れながら、取り上げられた記事の解説をしたいと思います。
 
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新刊『聞く力こそがリーダーの武器である』(フォレスト出版)はこちらからご購入頂けます。
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PRESIDENT Onlineとは何か?

 PRESIDENT Onlineとは、プレジデント社が運営するオンラインメディアです。プレジデント社と言えば、ダイヤモンド社、東洋経済新報社と並ぶ、ビジネス出版社の御三家とも言われるほど有名で権威ある出版社で、数多くのベストセラー本を世に輩出してきました。

 もともとは、アメリカのTIME社と提携し、『フォーチュン』誌を手掛けたのが出版事業の始まりだそうです。2000年2月から、月2回のビジネス雑誌『プレジデント』誌を発行して以降、多くのビジネスパーソンから高い評価を受けています。

 馴染みに多いところでいうと、『プレジデントファミリー』、『プレジデントウーマン』、『dancyu』などのほか、ビジネスマガジンの『フォーブスジャパン』、ゴルフ雑誌の『ALBA』、『 Regina』、『パーゴルフ』、ファッション誌の『VOGUE JAPAN』や『GO JAPAN』などがあります。

 これだけ見ても、プレジデント社がビジネス業界における主要メディアの一角をなしていることが容易にわかります。

 そして、PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)とは、プレジデント社が運営する総合情報サイトのことで、ビジネス、マネー、政治・経済、ライフ、社会、経営者カレッジなどの多岐にわかる分野において最新の情報が提供されています。

 このプレジデントオンラインですが、ここ数年アクセス数(PV数)が非常に伸びていて、2020年3月には7000万、4月にはなんと1億1000万のPV数を記録しています。 

 

PRESIDENT Onlineで取り上げられた記事の解説

 コーチングという手法が日本に普及し始めたのは、1990年代からとも言われていますが、それから約20年ほどの間にコーチングは様々な分野に普及していきました。

 コーチ言えば、プロ野球コーチやテニスコーチなどに代表されるように、主にスポーツ分野でしか認識されていませんでしたが、今では、ビジネスコーチ、エグゼクティブコーチ、ライフコーチ、メンタルコーチ、婚活コーチ、などなど、多種多様です。

 そんな変化を遂げてきたコーチングですが、コーチングの特徴を正しく理解している人は、意外に少なかったりします。ティーチングと比較すると分かりやすいのですが、最も特徴的なのは、「教えない」ということです。

 ティーチングは、ご存じのとおり、「教える」です。コーチングは教えるのではなく、「気づかせる」です。あるいは「引き出す」という言い方をするコーチもいます。

 相手に「気づかせる」ことがコーチングの最たる特徴の一つですが、コーチングでは、質問をして気づかせるという手法以外に、「フィードバック」という手法を使って気づかせる方法があります。

 今回掲載されたプレジデントオンラインの記事では、この「フィードバック」の手法について触れています。

1.コーチングにおけるフィードバックとは何か?

 フィードバックは、すでに日本語としても定着していて、ビジネスシーンでも頻繁に使われている用語です。辞書などで意味を調べてみると、反応、意見、報告などと訳されています。

 そのため、フィードバックというと、何か具体的なアドバイスをするというイメージが強いのですが、コーチングにおけるフィードバックは全く異なります。

 記事にも掲載されていますが、コーチングにおけるフィードバックの特徴は、①アドバイスはしない、②客観的な事実を伝える、③主観的に感じたことをそのまま伝える、という3つの特徴があります。

 

なぜ、アドバイスしないのか?

 コーチングにおけるフィードバックでは、具体的なアドバイスはしないのが基本です。

 では、なぜアドバイスをしないのでしょうか?

 コーチングの考え方の基本に、「ベストアンサーは相手の中にある」という考え方があります。別の言い方をすると、他者から与えられるアドバイスは、あくまで他者の理解の及ぶ範囲でのアドバイスでしかないということです。

 例えば、コーチが良かれと思って具体的なアドバイスをしても、相手にとってはしっくりこない、あるいは、そのアドバイスは受け入れ難い、といったことが往々にしてあります。

 結局のところ、アドバイスというのは、受け取った相手が自分にとって本当にそれが価値ある、腑に落ちる、といったレベルにまで落とし込まれないと、相手には響きませんし、そのアドバイスを受け取ろうとはしません。

 

 アドバイス自体が悪いとか、効果的ではない、と言うことではなく、コーチングでは、「ベストアンサーは、他者からのアドバイスにあるのではなく、相手が自らベストアンサーを見つける過程にある」という考えに基づいている、ということなのです。

 では、どのように相手にベストアンサーを見つけてもらうのか?

 コーチングでは、2つの方法があります。一つは、「質問によって、相手に気づかせる」です。もう一つは、「フィードバックによって、相手に気づかせる」です。

 質問を使う場合、例えば、相手が今どのような状態にあるのか?について自分のことをできるだけ客観視できるようにコーチが具体的な質問をしていきます。一言でいうと、自己理解を深めてもらう(メタ認知ともいいます)ということです。

 人は、「自分のことは自分が一番よく理解している」と思い込んでいますが、実際はそうではありません。自分のことを理解できているようで、理解できていないのです。

 「あなたは、これからの人生をどのように生きていきたいのですか?」

 とクライアントに対して質問することがありますが、大抵の場合(ほぼ100%)、明確に答えられる人はいません。

 明確に答えられないのは、自分がこれからの人生をどのように生きたいのか?について考えたことがないというのも理由の一つですが、それ以前に自分の価値観について理解していないので、理想の未来を明確に描くことができないのです。

 ですので、コーチングでは「自己理解」を深めてもらう(自分の価値観に気づいてもらう)ことによって、「自分にとって本当に大切なことは何か?」を徹底的に考えてもらうのです。このプロセスを経ていくことで、自分にとってのベストアンサーが生まれていきます。

 このようなやり方をとことん貫く理由は、相手が自ら考え行動できるよう、相手の主体性、自主性を発揮してもらうためです。

 コーチングは、ティーチングのように他者から答えをもらうのではなく、ベストアンサーを自ら導き出せるように相手の主体性を促していくアプローチなのです。

 そして、もう一つの「フィードバックによって気づかせる」については、客観的フィードバックと主観的フィードバックによって行います。

客観的フィードバックとは?

 記事でもお伝えしているように、客観的フィードバックとは、コーチが主観を交えずに「客観的な事実」をありのまま伝えることです。

 例えば、コーチングのセッションの中で、コーチがクライアントの言語、及び非言語のメッセージを観察していると、

 「クライアントが、でもですね・・を10回言った」(言語メッセージ)
 「クライアントが、やりきれないです、を5回言った」(言語メッセージ)
 「クライアントがあくびを5回した」(非言語メッセージ)
 「クライアントが、いつもより眉間にしわが寄っている」(非言語メッセージ)
 「クライアントの姿勢がうつむいている」(非言語メッセージ)

 などのようなことが確認できます。

 このようにコーチが観察できた相手の言語・非言語メッセージを主観を交えずに、ありのまま相手に伝えるのです。その客観的事実を伝えられた相手は、言われて初めて「はっ!」と気が付きます。

 「私って今日そんなに眉間にしわが寄ってました?」と。

 そのことに気づいた相手は、自分の映し出された鏡を初めて見たかのように、自分の状態を客観視することができます。これをメタ認知ともいいますが、人はメタ認知できた時に初めて、一つの角度からしか見れなかった自分から、冷静に多角的な視点で物事を見ることができる「スペース」ができるのです。

 この「スペース」は、心の余裕と言ったりもしますが、スペースができると、自分にとってのベストアンサーは何か?について考える余地が生まれてくるのです。

 やっていることは極めてシンプルかもしれませんが、人は相手から言われて初めて気がつくことがとても多いのです。自分ではわかっているつもりでいても、自分のことは全く見えていない。

 一流のアスリートやビジネスパーソン達は、この真実を良く理解しているので、自分を客観視させてくれるコーチをつけるのです。

 

主観的なフィードバックとは?

 客観的フィードバックとは、対照的なのが「主観的フィードバック」です。

 主観的なフィードバックは、コーチ自身が感じたことをそのまま相手に伝えるという技術です。ここで大切なポイントは、主観的に相手に伝えたことが「正しい」とか「妥当である」とか「間違っている」とかの判断はしないということです。

 そのため、相手には「私が感じたことをそのまま率直に伝えていいですか?」と事前に許可を得ておく必要があります。当然ですが、フィードバックする側は、相手に対して悪意をもってフィードバックするのではなく、「相手の幸せを願う」という姿勢で臨むことが大切です。

 プレジデントオンラインの記事に掲載されている主観的フィードバックの例をそのままお伝えすると、

「私は、あなたがまだ何かに怯えているように感じます」
「私は、あなたはこの仕事にまだ未練があるのでは、と感じました」
「私は、あなたが自分の才能を恐れているのかも、と感じました」

 のような感じです。

 断定的な言い方を避けるということ、Iメッセージを使うというのがポイントです。

 Iメッセージとは、上記の例文のように「私は・・・」を主語にしてフィードバックする方法です。あくまで私が個人的に感じたことをお伝えすると・・・というニュアンスがあります。

 Iメッセージを使わないと、「私だけでなく、周りの皆もそう思っているよ」というようなニュアンスが相手に伝わってしまうので、場合によってはネガティブな印象を与えかねません。

 この主観的フィードバックの面白いところは、客観的な事実を伝えるフィードバックと異なり、生身の人間が感じた感覚、感情、思いなどを、ありのままに伝えるというところにあり、それゆえ、相手に予期しない気づきや変化を引き起こす可能性があります。

 実際のコーチングでは直感を使ったりしながら、主観的フィードバックを行うこともありますが、そのフィードバックが相手の心に深く響いて、ブレークスルーが起こることもままあるのです。

 

まとめ

 「人間には自分のことが見えない」

 そのことを本当に理解できるようになるには、コーチと言う存在が必要です。 

 コーチングによるフィードバックによって、今まで知らなかった新しい自分を発見することができた時、それが転機となり、人生や仕事に大きな変化を起こすことができるようになります。

 私自身、コーチングを知るまでは、「自分のことは自分が一番よく分かっている」とタカを括っていました。そのため、「自分にとって本当に大切なこと何なのか?」といった問に長い間、答えを出すことができず、自暴自棄な状態に陥っていたこともあります。

 主体的に人生を生きていくことが難しい世の中になっています。

 周囲の評判を気にしながら、本心ではないことをやり続けている人が本当に多いです。

 今回出版した『聞く力こそがリーダーの武器である』(フォレスト出版)は、いわゆる経営者や管理職といわれるリーダーの方を対象にしている本ではありません。

 リーダーとは、「自分で自分を導ける者」です。

 自らの人生を創造的に主体的に生きていきたい、そんな方にも届けばいいなという思いで書いています。

 本書があなたの人生をより豊かにする何らかのきっかけとなれば、著者としてこれ以上の喜びはありません。

 

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