アスレチック・コーチング

アスレチック・コーチングの概要

 「健全な精神は健全な肉体に宿る」

 当たり前のことですが、人間というのは肉体と精神の2つから成り立っています。

 ところが、多くの人が頭を鍛えることばかりに意識が向いています。

 健全な肉体がなければ、せっかく精神を鍛えても、アンバランスになります。

 身近にできるスポーツや運動を通じて、健全な肉体をつくりながら、精神も鍛えることができれば、仕事や人生の様々な場面で素晴らしいパフォーマンスを発揮させることができるようになります。


健全な肉体は、仕事や人生のパフォーマンスをあげる

 「健全な精神は健在な肉体に宿る」(Sound mind in sound body)という諺は、古代ローマ時代の風刺作家であったデキムス・ユウニウス・ユエナリスという人物が由来と言われています。

 もともとは、「神に願うなら、心身ともに健康であることだけを願うのが望ましい」という意味で伝えた言葉のようですが、その言葉が独り歩きして、現在の意味になったようです。

 一方、最近の研究では、メンタルヘルスや仕事のパフォーマンス向上には、健康的な身体を維持していくことが不可欠であることが明らかにされてきています。

 そのため、多くの人が健全な肉体を作ろうと、ジムに通ったり、ダイエットを始めたり、スポーツに取り組んだりしていますが、初心者の悩みとして・・・

【初心者の典型的な悩み】

①身体がだるくて、気持ちが空回りしてしてしまう。

②スポーツや運動をしようと思っても、腰が重たくてやる機会がない。

③スポーツや運動が楽しめなくて、続けられない。

④身体が重くて、仕事のパフォーマンスが上がらない。

⑤だらだらの日常に流されて、メリハリのある人生が生きられない

 等など、様々な悩みを抱えています。

 プロのアスリートを目指すのであれば、全く異なったアプローチが必要になりますが、多くの方々はプロを目指しているわけではないはずです。

 健康維持のためであったり、人生を楽しむためであったり、というのが多くの方々の目的ではないかと思います。

 ですが、ゴルフ、テニス、スキー(スノボ)、ダイビング、ダンス、ヨガなど、身近なスポーツや運動を行うことで仕事や人生そのもののパフォーマンスを同時に高めてくれます。

 私自身、毎朝のランニング、筋トレ以外に、継続的にテニス、ゴルフ、スキー、ダイビングなどを通じて、健全な肉体を維持しているおかげで仕事のパフォーマンスは常に高いレベルを維持できていますが、スポーツや運動を楽しみながら、いかに健全な肉体を維持できるかが仕事や人生のパフォーマンスを高める上で非常に重要になってきます。

アスレチック・コーチングのプロセス

 健全な肉体をつくる、といっても、やみくもに行動するのは効果的でありません。正しいステップがとても大切です。

【ステップ1】自己理解を深める

 健全な身体を作るといっても単なる肉体作りが本来の目的ではないはずです。

 健全な肉体を作ったその先に何を得たいのか(真の目的)?そのことを深く掘り下げることが必要不可欠です。真の目的に行き着くためには、自己理解を深めることがとても大切です。

 もし、自己理解を深めずに「流行りだから」という理由だけで始めてしまうと、3日坊主になってしまい、健全な肉体を手にすることはできなくなります。

 まずは自己理解を深め、本当に実現したい自分の理想の未来が何なのか?について、とことん向き合うことが最初の大切なステップです。

 

【ステップ2】個々の目標を言語化する

Healthy lifestyle infographic set with charts and other elements.Vector illustration.

 

 どんな目標も、人間である限り、健全な身体でなければ達成することは難しいでしょう。

そのため、このスレチックコーチングでは、いくつかの代表的で一般的に馴染み深いスポーツ、ダンス、ヨガ等を通じて健全な肉体を維持しながら、個々の目標を達成していくプロセスを明確にしていきます。

 まず最初に人生をいくつかの領域に分けて、それぞれの領域において、何がどうなったら理想なのか?を一つづつ具体的に言葉にしていくことから始めます。

 例えば、キャリア、ビジネス、お金、人間関係、家族、恋愛、健康、環境、時間といった領域に分けてみると、自分にとって何がどうなれば理想なのかを言語化しやすくなります。

 

【ステップ3】ビジョンを創造してみる

 各領域の目標を言語化することができたら、今度はその言葉から想像できるイメージを視覚的に見える形にしていきます。

 ビジョンとは、視覚的に見えるものでなくてはなりません。そのため、理想の人生を言葉で表すだけでなく、映像的に視覚化する必要があります。

 具体的には、イメージ写真や画像で表現したり、動画で表現したりします。その際、実際に実現できるのかどうかという実現可能性をこの段階で考える必要はありません。

 大切なことは、ワクワクしたり、幸せな気持ちになったり、エネルギーが湧いてきたりすることが何より大切です。

 一言で言えば、心の状態がプラスになる状態を引き起こすということですが、心の状態をプラスにしていくことが、自己実現を成し遂げていくうえでとても重要なのです。

 

【ステップ4】自分を限界づけるビリーフ(信念)を解消します

 

 例えば、「私は運動することが苦手だ」という自分を限界づけるビリーフを持っていると、運動することを億劫に感じます。

 自分を限界づけるビリーフは、目標達成の大きな障害となります。

 コーチングの手法を活用して、自分を限界づけるビリーフを解消していきます。同時に、自分を力づける新しいビリーフを手にして、目標達成に向けた行動を加速していきます。

【ステップ5】 自己実現していくための戦略ロードマップを作ります

 

 理想のビジョンを創造するだけでは、目標を達成できません。目標を実現するための行動が必要になりますが、無駄な努力をしないように戦略的なロードマップを作る必要があります。

 戦略ロードマップを作る際には、自分のイメージに近いロールモデルを参考にしながら、再現性の高いフレームワーク(モデリング)を活用して作っていきます。

【ステップ6】 「行動」と「改善習慣」を継続していきます

 戦略ロードマップを手にして、行動する手順が明確になったら、行動開始です。改善を繰り返しながら、行動の質を高めることで、目標達成により近づいていきます。

 とりわけ、このアスレチックコーチングでは、身近で一般的に馴染み深いテニス、ゴルフ、スキー、ダイビングやダンス、ヨガなどを通じて、楽しみにながら健全な肉体を作って行動力をあげていきます(これらのスポーツについては、楽しめるレベルになるように技術的なコーチングも適宜行います)。

 また、目標を達成するには、単発の行動ではなく、繰り返して新しい習慣を自分の人生に取り入れていく必要があります。

 習慣化にはいくつものハードルがありますが、コーチングを使いながら、効果的に習慣化を定着させていきます。

【ステップ7】 コーチからのフィードバックで成長を加速します

 目標に向かって行動していると、思い通りに進まないことや、想定外の出来事が起こったりして、行動が止まってしまう可能性もあります。

 コーチからのフィードバックによって、客観的に自分を振り返りながら、改善点を明確したり、行動を妨げる心理的要因を取り除きながら、軌道修正していきます。

 そのようなプロセスをへながら、成長を加速し、目標を達成していきます。

本コーチングプログラムの対象者

 本プログラムは、次のような「自分の人生を変えていきたい人」にお勧めです。

健全な肉体を作り、身も心もシャープになって、本当に自分がやりたかったことを実現したい。

スポーツや運動を楽しみながら、より充実したワークライフを実現したい。

自分に秘められた能力、才能、可能性を開花させ、より充実した人生を過ごしたい。

理想の未来を明確にして、やりたかった自分の目標を実現していきます。

現状を打破して、最高のパフォーマンスを発揮したい。

 

本コーチングプログラムの基本構成

プログラム名 アスレチック・コーチング
プログラム内容 コーチング手法を使いながら、身近に楽しめるスポーツ(主として、ゴルフ、テニス、スキー、スキューバ-ダイビングなど)や運動(ジョギング、ハイキング、トレッキング、ヨガ、ダンスなど)などを身体を動かすことを通じて、仕事や人生の各方面でのパフォーマンスを上げていくプログラムです。
主な対象者 運動不足やダイエットが気になる方、身体が重くて仕事のパフォーマンスが落ちている方、継続的に心身を鍛えて、仕事や人生の各方面でパフォーマンスを発揮されたい方などが対象となります。
スケジュール 1ヶ月~6ヶ月程度の期間のプログラムが基本となりますが、単発の体験型プログラムもお受けします。
開催場所 受講者のニーズに応じた対応となります(リアルand/orZOOMオンラインのアプローチ)
料 金 個別相談の際に詳しくお伝えいたします。

 

 本講座の受講をご検討されるにあたり、弊著『聞く力こそがリーダーの武器である』(フォレスト出版)及び『聞く力こそが最強の武器である』(いずれもフォレスト出版)を是非一度ご覧ください。

 

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