エグゼクティブ-組織変革コーチング
・部下育成に悩んでいるが、どう対応したらいいのかわからない。
・業績が伸び悩んでいるのに、効果的な対策が打てないでいる。
・組織に閉塞感が漂っている。リーダーとしてどう活性化したらいいのか。。。
会社組織において、部下の人材育成、業績向上、組織活性化などの課題は常に上位を占めており、どのように対策を打ったらいいのか?と経営者の頭を悩ませています。
会社組織の現場を悩ますこれらの課題については、その多くが、コンサルティングを中心とした方法論によって解決されようとしてきました。
ところが、現状は相変わらずです。そんな中、経営層に対してコーチングを行うというアプローチが近年注目されています。
エグゼクティブコーチングが注目される理由
エグゼクティブコーチングとは、社長、副社長、取締役、経営者といった経営層(エグゼクティブ)のみならず、政治家、俳優、著名人などのリーダーといわれる人達を対象にしたコーチングのことです。
欧米では経営者がコーチをつけるのは常識とも言われているくらいにエグゼクティブコーチングの必要性は高まっています。
かのマイクロソフトの共同創業者、ビル・ゲイツ氏は「みんなコーチを必要としています。(中略)フィードバックを与えてくれる人は誰にでも必要です」とコーチの重要性を指摘しています。
また、グーグル社の元CEO,エリック・シュミット氏は「今まで私が受けた最高のアドバイスは『あなたはコーチをつけるべき』ということでした」と語っています。
他にも、フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏、GEの元CEOジャック・ウェルチ氏、ビル・クリントン元アメリカ大統領、俳優のレディ・ガガなど、一流と呼ばれる多くの経営者、ビジネスパーソン、政治家、俳優、アスリート達などがコーチをつけてきました。
このように現在、コーチングを受けている経営層やリーダー達がますます増えてきています。では、なぜこれほどまでにエグゼクティブコーチングを受ける人達が増えてきているのでしょうか?
エグゼクティブコーチングの特徴とは?
一般的な個人を対象としたコーチングは、個人の夢や目標の実現のほか、特定のテーマ(ビジネス、キャリア、業績、人間関係、家族、恋愛、メンタル、健康、スポーツ等)に関する悩みを解決する(あるいは願望の実現)ことを主たる目的にしています。
一方、経営層やリーダー層を対象としているエグゼクティブコーチングの場合、率いている組織(企業、会社、協会、団体等)のビジョン・目標を実現することや、組織が抱える様々な課題を解決することが一つの大きな目的となります。
とは言え、目標達成や課題解決の手法やノウハウを教えるコンサルタントのようなティーチングを行うことは基本的にしません。
一部では、「エグゼクティブコーチングでは、経営に関するアドバイスも行う」と説明されていますが、それはコーチングではなく、経営コンサルティングになります。
コーチングの最たる特徴でもあるのですが、コーチングではアドバイスは基本的に行いません。
アドバイスを行わずに、コーチングを使ってクライアントが持つ潜在的な能力(リソース)を最大限に引き出し、クライアント自らがベストアンサーを生み出していくことをサポートするのです。
このように、ノウハウや方法論を教える従来の経営コンサルティングとは一線を画した独特のアプローチをとっているのが、コーチングの優れた特徴の一つです。
また、多くの場合、経営層やリーダー層は立場上、「ワンマンあるいは裸の王様になりやすく、客観的なフィードバックを受けられない」という構造的な問題を抱えています。
そのため、コーチと言う身近な応援者でありながら、第三者的立場でフィードバックを与えてくれる存在は、極めて貴重で非常に有益であると言えます。
それ以外に、リーダー自身のコミュニケーションやリーダーシップの改善、メンタル強化などもエグゼクティブコーチングの範疇に含まれます。
リーダーの行動変容は、組織全体にも影響を及ぼしますから、エグゼクティブコーチングのインパクトはとても大きなものとなります。
本コーチングプラグラムの対象者
本コーチングプログラムは、次のような課題を抱える経営層やリーダー層が対象となります。
一つでも該当するようなケースがあれば、ご遠慮なくご相談ください。
- リーダーシップが上手く発揮できているのか自信がない
- リーダーとして十分なコミュニケーション力があるか自信がない
- リーダーとしての器が小さい。メンタル面が弱いように感じる
- 部下が自分から動こうとしない。どのように指導したらいいのか悩んでいる
- 部下が伸び悩んでいる。リーダーととしてどのように働きかければいいのか?
- 部下との人間関係が上手くいかない。信頼関係を構築するにはどうしたらいい?
- 部下が思うように育ってくれないが、どうしたらいいのか?
- チームがバラバラでチームワークが発揮されていない。どうすればいいのか?
- チームの生産性を上げたいが、どう対応したらいいのか悩んでいる。
- 人材流出に歯止めをかけたいが、対応に苦慮している
- 組織に閉塞感が蔓延している。組織を活性化したいがどうしたらいいのか?
- 組織が硬直化していて、変革が遅々として進まない。焦りを感じている
本プログラムで得られる効果
【1】リーダーとしての器を大きくする
リーダーとしての器の大きさは、人を理解する力に比例します。そのため、人に対する理解力を高めてくれるコーチング型のコミュニケーション力を身に着け、リーダーとしての人間力を養っていきます。
リーダーは時として多大なプレッシャーや強烈な孤独感にさらされます。時としてメンタルのバランスを欠いたり、極端に偏った心理状態に陥ることがあります。そのため、メンタルバランスを整えたり、強化していくことが必要となります。
【2】人材育成の能力が高まる
人材育成に悩む経営層は多いですが、コーチングは人材育成の分野において非常に効果を発揮します。理由の一つとして、コーチングは人間に対する理解力を高める機能を有しているからです。
人材育成力を高めることにより、リーダーの求心力が高まるだけでなく、人材がどんどん育っていくことで、組織の活性化にもつながっていきます。
【3】信頼関係を構築する力が高まる
組織力の基盤となるのは、社員あるいはメンバーとの信頼関係です。一方、社員との信頼関係構築に悩むリーダーは後を絶ちません。人との信頼関係を構築するうえでも、コーチングは非常に効果を発揮します。
リーダーが信頼関係を構築する力を高めることにより、社員・メンバーとのつながりは強化され、組織のパフォーマンス向上にもよい影響を与えていきます。
【4】ビジョン構築・目標達成を容易にする
コーチングのアプローチは、単に目先の目標を達成させるようなやり方とは異なり、自ら組織の礎となるビジョンを構築し、それを具体的な目標に落とし込んで、主体的に目標を達成していけるよう相手を導いていくことに特徴があります。
相手の主体性を尊重しながら目標を実現させていくことは、企業のノルマ達成のような強迫観念に囚われた方法ではない、持続可能な目標達成のアプローチであることから、目標達成を容易にしてくれます。
【5】創造力や変革力を高める
変化の激しい激動の時代において、これまでの常識や前例に囚われていては、組織は生き残っていけません。正解のない時代に臨機応変に対応していく上でも、コーチングのアプローチは効果を発揮します。
コンサルティングのような型にはまった方法論を教えるアプローチでは、時代変化のスピードについていくことが益々困難になってきます。リーダーの創造力を発揮させ、組織変革を推進していく力を高めていきます。
本コーチングプログラムの流れ
STEP1 ビジョン構築とセルフイメージの強化
ビジョンなき組織は、羅針盤のない船であり、ビジョンなきリーダーは舵を失った船長のようなものです。
本コーチングでは、組織の潜在力を最大限に引き出すためのビジョンを構築していきます。
リーダーは、組織を支える支柱的存在です。そのため、リーダーのセルフイメージを高めていきながら、組織の活性化にもつなげていきます。
STEP2 SMARTゴールの設定
ビジョンが構築できたら、欲しい結果につなげていくための目標を具体化していきます。その際、SMARTゴールという目標設定の手法を使いながら、行動可能なレベルにまで目標を明確にします。
目標設定を行う際には、リーダー自身の目標のみならず、必要に応じて、課題に応じた組織目標についても設定していきます。
組織目標を設定する際には、リーダーのみならず関係者を巻き込みながら、協同で創り上げていきます。
STEP3 成功戦略の立案
設定した目標を着実に達成していくため、逆算思考で戦略を明確にしていきます。ここでいう戦略とは目標と欲しい結果をつなぐための効果的な実践方法のことを指します。
戦略策定をしていく際、リーダー個人に関するものはリーダー自身が策定しますが、組織に関係するものは関係者と協同しながら作り上げていきます。
STEP4 アクションプランの作成
目標をより効率的に達成するために、成功戦略に基づいたアクションプランを作り上げていきます。時間軸(短期、中期、長期)、意思決定プロセス、実践者などの押さえるべき要素を明確にしていきます。
アクションプランも同様、リーダー個人に関するものはリーダー自身が作成し、組織に関するものは、関係者と共同で作成していきます。
STEP5 行動と改善プロセス
モニタリングシートなどのツールも活用しながら、成功戦略とアクションプランに基づいて、行動を継続していきます。
行動にはいくつかの効果的な方法があり、コーチングと並行してお伝えしていきます。
行動の質を高めていくための改善習慣を大切にしていきます。改善を重ね続けることで目標達成が容易になるだけでなく、組織の行動変容にも繋がっていきます。
STEP6 フィードバック
リーダーは裸の王様になりがちです。それが、リーダーの成長の阻害要因になったり、組織を弱体化させる原因にもなります。そのため、コーチからのフィードバックをその都度必要なタイミングで行います。
フィードバックは、コーチからだけではなく、部下や関係者からのフィードバックも必要に応じて行います。
己を客観視することで、リーダーの器をさらに磨いていきます。
本コーチングプログラムの基本構成
プログラム名 | エグゼクティヴ―組織変革コーチング |
プログラム内容 | リーダーの潜在的なリソースを最大限に引き出しながら、組織変革につなげていく1対1のプライベート・コーチングです。 |
主な対象者 | 経営層、リーダー層 |
スケジュール | 基本スケジュールは、月2回の頻度で1セッション当たり1時間程度(時間帯や曜日はご相談を踏まえて調整します)。 期間は4ヶ月~8ヶ月が目安となります。 |
開催場所 | ZOOMによるオンラインコーチングが基本です(場所や時間を選ばないのでとても効率的です)。初回導入セッション及び最終回はリアルで行うようにしています。 |
料 金 | 個別相談の際に詳しくご説明させていただきます。 |
本講座の受講をご検討されるにあたり、弊著『聞く力こそがリーダーの武器である』(フォレスト出版)及び『聞く力こそが最強の武器である』(いずれもフォレスト出版)を
是非一度ご覧ください。